研究プロジェクト

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2018年度

「宗教倫理とは何か」
What is Religious Ethics

本学会では、これまで生命倫理や環境倫理、さらには宗教共同体や宗教者の公共圏への参与など、宗教と倫理の関係をめぐる様々な課題を幅広く取り扱ってきた。宗教的信念に基づく価値規範と、急速に変化する現代社会に立ち現れる価値観とは、決して対立するだけでなく、相互に補完的かつ生産的な関係を取り結ぶこともできる。2018年度は2017年度に引き続き、宗教と倫理の間の緊張関係と相互関係をあらためて問い直し、本学会の固有の役割を再認識するために、「宗教倫理」という学問的枠組みに光を当て、今後の展開のための方法論的基礎を築いていきたい。
宗教がそれぞれ独自の価値規範を持ち、倫理という語が多義的である以上、「宗教倫理」の考察に対しても様々なアプローチが可能であろう。「宗教倫理とは何か」を共通課題として、理論および実践の両面から議論が深まることを期待したい。

第1回研究会

日時
4月27日(金)18:00〜20:00
場所
キャンパスプラザ京都 第1会議室
講師
尾崎元昭(長島愛生園医師 [非常勤])
演題
差別された病―ハンセン病診療の現場から―
コメンテーター
小田淑子(元関西大学 教授)

第2回研究会

日時
5月24日(木)18:00〜20:00
場所
キャンパスプラザ京都 第1会議室
講師
窪田和美(龍谷大学 教授)
演題
近江商人と宗教倫理-その生活態度は何に依拠していたのか-
コメンテーター
芦名定道(京都大学 教授)

第3回研究会

日時
6月22日(金)18:00〜20:00
場所
キャンパスプラザ京都 第1会議室
講師
室寺義仁(滋賀医科大学 教授)
演題
仏教と倫理─ブッダによる苦しみの観察と生命倫理─
コメンテーター
中村信博(同志社女子大学 教授)

第4回研究会

日時
7月26日(木)18:00〜20:00
場所
キャンパスプラザ京都 第1会議室
講師
岡野彩子(大阪大学COデザインセンター 特任研究員)
演題
キリスト教と倫理─D.ボンヘッファーの「安楽死」と強制断種をめぐる思索を手がかりに─
コメンテーター
宮本要太郎(関西大学 教授)