学会の活動

学術大会

第14回学術大会

「死者とともに生きる――3.11以後の死生観とその変容」 

日時
2013年10月12日(土)
場所
キャンパスプラザ京都

「死者とともに生きる――3.11以後の死生観とその変容」 

大会ポスター

ご自由に印刷してお使いください。(695KB)

プログラム

9:15 受付開始

 

【 午前】

個人発表 於:第1会議室

9:30-10:00

<研究発表>

「戦後フランスにおけるルーマニア人亡命者の活動と宗教学」

奥山史亮 (日本学術振興会特別研究員)

10:00-10:30

「環境文化とエネルギー政策の倫理的基盤についての考察」

小原克博 (同志社大学)

司会:芦名定道(京都大学)

10:30-11:00

「宗教の社会的責任」

佐藤孝則(天理大学おやさと研究所)

11:00-11:30

「苦しみの医療化」

土田友章(早稲田大学)

司会:小田淑子(関西大学)

11:30-12:00

「アトムとDNA: 神学的倫理に問われるもの」

金 承哲(南山大学宗教文化研究所)

12:00-12:30

「死者の幻影・再考―非日常が増幅する合法性の問題」

津城寛文(筑波大学)

司会:中村信博(同志社女子大学)

 

**昼休み(昼食は各自お取りください)**

 

【午後】

公開シンポジウム 於:第2ホール
司会:堀内みどり(天理大学おやさと研究所)

13:40-13:55

研究プロジェクト本年度活動報告

研究プロジェクト委員会委員長 金子昭(天理大学おやさと研究所)

14:00-15:0

講演(講演要旨は右)

「死者と時間」

末木文美士(国際日本文化研究センター教授)

15:00-15:20

コメント

澤井義次(天理大学)

15:20-16:10 全体討議
16:10-16:20 写真撮影

 

 

16:20-17:00 会員総会
17:30-19:30 懇親会 アパホテル

 

 

「死者と時間」講演要旨

14:00-15:00

 

ここ数年、死者といかに関わるか、という問題を探求してきた。その過程で、「顕」(現象世界)の奥に「冥」(死者・神仏などを含む他者の領域)を立て、「冥」の世界との関係という視点を導入した。「冥」の世界ではどのように時間は流れるのか。死者は決定的に過去の刻印のもとにある。死者と関わることができるならば、過去が現在に蘇らなければならない。そのようなことは可能であろうか。もしそれが可能とすれば、時間が過去・現在・未来と一直線に流れるという単純な時間観が改められなければならなくなる。哲学者の時間論や仏教の時間論を検討しながら、死者との関係という観点から時間論を再考し、死後や輪廻の問題、歴史の問題、さらには神仏の時間という問題まで含めて議論を展開させたい。